消しゴムをくれた女の子
俺はなんか一気に頭に血が昇ったのを覚えている 。

後、何故か少しホッとしていた。


ただ大半の思いはショックだった・・・

サトミは前で全員を見ながら挨拶をしている。


俺がショックだったのはサトミが転校する事もだが、それだけじゃ無い。

それ以上に俺がその事実について全く知らなかった事がショックだった。

俺はサトミが俺の中で一番仲の良い女子だった。

同じくサトミにとっても一番仲の良い男子は俺だと思っていた。


だからそう言う事をちゃんと俺に告げてくれる・・・
そう信じていた・・・


だから俺は思った。


サトミにとって俺は特別じゃ無いんだと・・・


悲しくなった・・・





< 52 / 371 >

この作品をシェア

pagetop