消しゴムをくれた女の子
それからの俺は冷めた。

結局サトミは俺の事なんかなんとも思って無かったんだ・・・
そう思うと悔しかったからだ。


俺はあえてサトミを目で追わなくなった。

話し掛ける事もしない。

そして妄想でもサトミは出さない・・・



だが、



気がつけばサトミを目で追っている・・・

妄想でサトミの顔が浮かぶ・・・



結局俺はサトミが好きだったんだね・・・


ある日森君の家でいつもの様に三人で漫画を読んでいた。

すると板倉が漫画を見ながら呟いた。


板倉「お前どうすんの?石原は」
俺「うん・・・まあ良いじゃん」
森君「え?なんもしないの?」
俺「もう良いだろ」


俺はイライラしながら二人にそう言っていた。

中学生ってプライドが高いんだよな。
なんか指示されたりする事に腹が立っていた。



キモい☆ね



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