レモンパイ
『…へ…??』
頭の上からは声。
耳には…吐息。
肩には…力強い腕。
「ハァ…レモンパイ落としたまま逃げやがって。」
『隼…人…??』
「俺以外に誰がお前を抱きしめるんだよ??」
『ふぇ……??』
どーゆーいみ……??
振り向いて…隼人の目を見る。
「……ッ///だからッ!!!
好きだって言ってんの!!」
『へ…』
ホントに……??
『だ…だって…森川さんと…』
「不意打ちだっつーの。俺…アイツのコトそーゆー感じで見たことねーし。」
『そ…そっか…』
森川さんが…隼人のコト好きだったのか…
「芽依は??俺のコト好き??」
今なら言える
『……ッだいすき!!』
想いのスベテ
ちゅっ
「ごちそうさま♪」
『~ッ隼人――ッ///』
思いと一緒に…
アナタのダイスキな
レモンパイあげるから…
ガサッ
「おっ今日のはまた格別に美味いじゃん!!」
『ホント!!??』
クス…
「ホント。」
ちゅ。
『~っ///』
「な??美味いだろ??」
だから…ずっと…
側にいてね??
『…エロ隼人』
「なにぃ!!??」
-Flavor.1 fin-