愛の雫
「自己紹介がまだだったよね。あたしは、三枝乃依(サエグサノイ)です。ここでの仕事歴は店長の次に長いから、一応リーダーみたいな感じかな?」


柔らかく微笑んだ乃依さんは、すごく可愛らしくて…


美人なのに可愛いなんて、何だか反則だと思ってしまう。


あたしと早苗も、簡単に自己紹介をした。


「希咲ちゃんと早苗ちゃんね。あたしの事も、名前で呼んでね♪」


乃依さんはさっきよりも明るい声で話しながら、人懐(ヒトナツ)っこそうな愛らしい笑みを浮かべた。


< 139 / 830 >

この作品をシェア

pagetop