愛の雫
店に着くと、カウンターにいた乃依さんが笑顔で口を開いた。


「二人とも早いねー!」


「「お疲れ様でーす!」」


「ハハッ!相変わらず息ピッタリ〜!」


乃依さんは声を揃えて言ったあたし達を見ながら、楽しそうに笑った。


「あっ、そうだ!今、店長が買い出しに行ってるんだけど、アイスでも食べよっか♪」


「「イイんですか!?」」


「店長には内緒だよ?」


フフッと笑いながら人差し指を口元に当てた乃依さんに、あたし達は笑顔で頷いた。


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