愛の雫
「希咲ちゃん!そんなに眠いなら、買い出しでも行って来る?」


「えっ?」


不意に訊かれて振り返ると、真後ろに笑顔の店長が立っていた。


「目が覚めるかもよ?」


「じゃあ、行きます」


「結構買う物あるから、乃依か早苗ちゃんも一緒に行って来てよ」


「あっ、あたしが行きます!」


すかさず答えた早苗に、店長が頷いた。


「じゃあ、よろしく!はい、メモ」


店長からメモを受け取ってから、控室にジャケットを取りに行った。


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