愛の雫
「煩いなぁ……。別に減る物じゃないんだし、これで泰人が納得するならイイじゃない。希咲がヤられてるとこ見たら、あたしも満足出来そうだしね」


絵里香は淡々と言った後、ドアに寄り掛かっていた金髪の男に視線を遣った。


「ちゃんと見張っててね!」


予め全てを計画していたかのように、彼女が男に指示を出す。


「了解♪絵里香、後で俺と……」


「わかってるよぉ〜!」


絵里香が微笑みながら金髪の男の言葉を遮ると、彼は満足げな笑みを残して部屋から出て行った。


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