愛の雫
「秋山先輩、ルームナンバーも聞かないで走り出したのに、すぐに希咲の事を見付けたんだね」
早苗はホッとしたような、だけどそれでいて何とも言えないような複雑な笑みを見せた。
幸いにも小さなカラオケボックスだったから、すぐにあたしの居場所を見付けられたんだと思う。
それに部屋の前には、明らかに怪しそうな風貌をした金髪の男が立っていたし…
凪兄の事だから、たぶんすぐにその男が見張りだと勘付いたハズ。
凪兄はきっと、金髪の男を殴ってから部屋に入って来たんだ…。
早苗はホッとしたような、だけどそれでいて何とも言えないような複雑な笑みを見せた。
幸いにも小さなカラオケボックスだったから、すぐにあたしの居場所を見付けられたんだと思う。
それに部屋の前には、明らかに怪しそうな風貌をした金髪の男が立っていたし…
凪兄の事だから、たぶんすぐにその男が見張りだと勘付いたハズ。
凪兄はきっと、金髪の男を殴ってから部屋に入って来たんだ…。