愛の雫
「今回の責任は……」


「店長は何も悪くないから!」


話を続けた店長の言葉を遮って、陽子さんに懸命に訴える。


「今日の事はあたしの個人的な問題だし、ここの人達は何も悪くないの!だからっ……!」


必死に話すあたしを見ていた陽子さんは、真剣な表情で店長を見つめながら口を開いた。


「希咲ちゃんがそう言うのなら、あたしは希咲ちゃんの言葉を信じます」


「えっ?いや、でも……」


戸惑いを見せる店長に、陽子さんは小さな笑みを浮かべて続けた。


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