わたしの、センセ
―さくらside―
わたしは待ち合わせ場所のホテルのロビーで、本を読みながら、センセが来るのを待った
家の運転手に近くの駅まで送ってもらい、電車に1時間ほど乗って、タクシーでホテルまで来た
運転手にもここにいるとは知られたくない
パパとママなんて、今日出かけてることすら知らない
一度、仕事で外に出てしまえば、パパもママも家に連絡を入れたりするような人じゃない
熱で寝込んでても、同じ
本当に仕事で、海外に行ってるのかさえ、あやしいよね
もしかしたら、二人ともに愛人がいて…その人に会いに行っているかもしれないし
パパとママが仲良しとは思えないしね
愛し合っている夫婦とは到底思えない
ビジネス関係としては、相性がいいんだろうけど
わたしは両親みたいな夫婦生活なんてイヤだよ
夫となる人を愛したいし、愛されたい
事業に成功してる人じゃなくていいの
お金を持ってるいる人じゃなくたってかまわない
わたしを愛して、大切にしてくれる人と一緒に過ごしたい
それがセンセだったら、どんなに幸せなことだろう
でも、センセには恋人がいるから無理…だよね
そこまで我儘になっちゃいけないよね
わたしは待ち合わせ場所のホテルのロビーで、本を読みながら、センセが来るのを待った
家の運転手に近くの駅まで送ってもらい、電車に1時間ほど乗って、タクシーでホテルまで来た
運転手にもここにいるとは知られたくない
パパとママなんて、今日出かけてることすら知らない
一度、仕事で外に出てしまえば、パパもママも家に連絡を入れたりするような人じゃない
熱で寝込んでても、同じ
本当に仕事で、海外に行ってるのかさえ、あやしいよね
もしかしたら、二人ともに愛人がいて…その人に会いに行っているかもしれないし
パパとママが仲良しとは思えないしね
愛し合っている夫婦とは到底思えない
ビジネス関係としては、相性がいいんだろうけど
わたしは両親みたいな夫婦生活なんてイヤだよ
夫となる人を愛したいし、愛されたい
事業に成功してる人じゃなくていいの
お金を持ってるいる人じゃなくたってかまわない
わたしを愛して、大切にしてくれる人と一緒に過ごしたい
それがセンセだったら、どんなに幸せなことだろう
でも、センセには恋人がいるから無理…だよね
そこまで我儘になっちゃいけないよね