わたしの、センセ
鞄の中で、携帯が震えているのがわかった
わたしは鞄の中にある携帯を見るとメールを開いた
『夜に会ったときより随分と顔色が良くなっていて、良かったよ。安心した。無理はしないでね。具合が悪くなったら、すぐに保健室に行って休むんだよ』
センセからのメールだった
嬉しくなる
携帯をぎゅっと握りしめてから、わたしは携帯を閉じて電源を切った
センセ、メール…ありがとうございます
でも返事はしません
返事をしたら、もっとメールしたくなっちゃうから
もっとメールしたら、好きな気持ちが溢れて、メールだけじゃ我慢できなくなっちゃいそうで怖いんです
本当は、メールの返事を送りたいんですよ
すぐにでも、返信のボタンを押してしまいたい
もっとセンセと話がしたい
もっとセンセを知りたい
何が好きで、どんな物を食べているのか…とか
学校が終わった後、何をしているのか…とか
センセへの質問なら、たくさんあるんです
先生と生徒という距離でいるには、メールは返さないほうがいいと思うんです
ごめんなさい、センセ
わたし、センセを困らせたくないんです
足を引っ張る生徒ではいたくないんです
わたしは鞄の中にある携帯を見るとメールを開いた
『夜に会ったときより随分と顔色が良くなっていて、良かったよ。安心した。無理はしないでね。具合が悪くなったら、すぐに保健室に行って休むんだよ』
センセからのメールだった
嬉しくなる
携帯をぎゅっと握りしめてから、わたしは携帯を閉じて電源を切った
センセ、メール…ありがとうございます
でも返事はしません
返事をしたら、もっとメールしたくなっちゃうから
もっとメールしたら、好きな気持ちが溢れて、メールだけじゃ我慢できなくなっちゃいそうで怖いんです
本当は、メールの返事を送りたいんですよ
すぐにでも、返信のボタンを押してしまいたい
もっとセンセと話がしたい
もっとセンセを知りたい
何が好きで、どんな物を食べているのか…とか
学校が終わった後、何をしているのか…とか
センセへの質問なら、たくさんあるんです
先生と生徒という距離でいるには、メールは返さないほうがいいと思うんです
ごめんなさい、センセ
わたし、センセを困らせたくないんです
足を引っ張る生徒ではいたくないんです