孤島の結束
ロックオン1
無人島に着くと、遠くにバカでかい変な建物が崖の上に見える。
「うわぁ〜あれがケンとマサの別荘?!」
ひとみが驚いてケンとマサに訊くと、
「そうそう。変わった建物でしょ! みんな別荘まで山道を少し登るけど、足元に気をつけてくれ」
そして一同は別荘へ向かって山道を歩いた。
別荘の前まで来ると、改めて変わった建物だなと口々に言った。
俺は、こんな変な建物に金なんかかけてもったいねぇ、こんな金あったらポテチとゲームソフトが何個買えるんだと思った。
建物は洋館とも日本家屋とも区別がつかないようなポストみたいな形で、細長く横に一直線に伸びた窓が、上の方に一つあるだけだ。窓は、丁度ポストを投函する部分と同じである。あれじゃ開け閉め出来ないだろう、羽目殺しの窓に違いない。
外観はポストとは違いピンク一色で、下品なラブホテルさながらだ。
双子は一体どういう美的感覚を持っているんだと、俺は心の中で悪態をついた。
玄関を開け「どうぞ」と双子が声を揃えて言うと、みんなぞろぞろ中に入った。
まず目に飛び込んできたのは真ん中にある螺旋階段。他に何も置いておらず、観葉植物所かオブジェも何もなかった。
室内を案内されながら、みんなキョロキョロしている。
「うわぁ〜あれがケンとマサの別荘?!」
ひとみが驚いてケンとマサに訊くと、
「そうそう。変わった建物でしょ! みんな別荘まで山道を少し登るけど、足元に気をつけてくれ」
そして一同は別荘へ向かって山道を歩いた。
別荘の前まで来ると、改めて変わった建物だなと口々に言った。
俺は、こんな変な建物に金なんかかけてもったいねぇ、こんな金あったらポテチとゲームソフトが何個買えるんだと思った。
建物は洋館とも日本家屋とも区別がつかないようなポストみたいな形で、細長く横に一直線に伸びた窓が、上の方に一つあるだけだ。窓は、丁度ポストを投函する部分と同じである。あれじゃ開け閉め出来ないだろう、羽目殺しの窓に違いない。
外観はポストとは違いピンク一色で、下品なラブホテルさながらだ。
双子は一体どういう美的感覚を持っているんだと、俺は心の中で悪態をついた。
玄関を開け「どうぞ」と双子が声を揃えて言うと、みんなぞろぞろ中に入った。
まず目に飛び込んできたのは真ん中にある螺旋階段。他に何も置いておらず、観葉植物所かオブジェも何もなかった。
室内を案内されながら、みんなキョロキョロしている。