空が青いって誰が決めたの?
ぴたっと跡を舐めるのをやめた




「まだ痛い?」

「い…たいに決まってる」

「もうなめてあげない、和らぐからこれは罰だからな」

「痛いの直らないよ、どうすればいいの…」




右上がりに上がる渚の唇…
怖い…




「頼んだら?舐めたら和らぐから」

「なんで…言えるわけないじゃん」

「へえ?痛いままがいいの?」

「わかったよ、じゃあ…」




まじまじと誇った顔で見てくる…余裕の顔で




「舐めて…痛いから」

「聞こえないよ?」

「自分からはもう無理、いったじゃん」

「じゃあもう一回跡つける?」

「……舐めて?」





恥ずかしい…こんな気持ちにさせるなんてずるい渚




「ゃ…んぁぁ」

「舐められるのすきなんじゃねえの?」

「ちが…ぅぁ」




舐めたあと、跡にキスをする



「和らいだ?」

「うん…痛いの和らいだ」

「噛みあとすごくついたかも心配だから今日送る」




まる見えだった、肩を隠すように戻してくれた




渚…、渚も私のこと好き?
それとも好きな人が上手く行かなくて性欲処理だけ?



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