空が青いって誰が決めたの?
冷静になって考えてみたら、そうかもしれない。




「…興味あるして私の心に入りこんで……」

「瑞葵、急にどうしたんだよ?」

「また空が青いのは当然だとか言うんだろ!」




よみがえってくる奇妙な笑い声。




人を見下す特有の笑い声。




見下されるのは、私。




バカにされるのは、私。




「…手なんてもう差しのべない!!」




差しのべたら、心を許したと同じこと。




答えを出さないのは、信用されたいから。




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