空が青いって誰が決めたの?
そうだと思う。




奈々はいつもそばにいてどんなときも一緒だから。




親友だし。少しは信じれる。



「…奈々は、信用していいの?」

「逆に「信用して!」って言われるほど信じられないよ人は」




確かに奈々の言うとおり、そうだと思う。




爽やかにそんな言葉を並べて私に合わせてくれる優しさが見に染みた。




「…だから無理して信じなくてもいいと思う。」

「…うん」

「唖梨架のことは、まだよくわからない」




人づてに聞いたってことかな。




でもっと付け足すと私は奈々の方を向きなおした




「…唖梨架、後悔すると思う」




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