空が青いって誰が決めたの?
私は渚を顔で好きになったんじゃない……。




人の痛みをわかる人間。




辛いときにはほしい言葉をくれる……。




そんな渚を好きになったから……。




「……渚は私にほしい言葉をくれる。私のいやなことを改善しようとしてくれる」

「……」

「いつだって味方でいてくれる」

「……」

「だから……渚の顔なんて初めは、いいのか悪いのか私には正直わからなかった」

「……そうか」




優しい瞳で…私の視線を捉える。




渚にはずっとこうであってほしい。




私が間違えの選択をしないよう道を開けてくれる。




私が辿る運命を変えてくれる存在。




「……瑞葵がこんなに俺に対して長く話してくれたの初めてかも」

「……そう」

「いつもは冷たいし」




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