空が青いって誰が決めたの?
カーテンあけ、この私にとって退屈な人たちを新しいのに変えるように、風が入ってくる


次で給食だけど、お腹すいたから空気でも食べようか



お腹をへこませ、体内に空気をいれる…。



余計お腹減ったかも



「瑞葵!客だよ!」



肩を少し奈々に叩かれ
さっきの言葉が忘れそうに
なった。


客?奈々の指す通り体を動かした


そこには翼がいた



「キャー!可愛い可愛い!




一気に囲まれた翼




―――可哀想に
あとごめん私のせいで



そんな魔の手から逃げた翼は私の方にきた



「はい、姉さん、今日も
頑張れ!」



みんな凝視する、私の弟がこんな姉を持つなんて思わなかったのだろう…。



たたーと教室をでた翼



中学だけど学校は?
まっいっか、つまらないし



「翼、可愛いね、瑞葵の弟とは思えない」



たぶんみんな思うでしょ




いいよ、いいよ、みんな私のことをそういう風にしか
思えないんでしょ



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