空が青いって誰が決めたの?

華やかに咲く花はいつか枯れる

また友達に嫌われた
クラスメートなのに


「瑞葵さん、その質問何度目?青いに決まってるでしょ」

ちょっと人を信じてみて
あるクラスの女に聞いてみた5回ほど、



「どうして?」

「空が青いの当然のことでしょうが、考えるの飽きた
誰が決めた?知らないよ
そんなこと…」



ほらまた裏切る…。
信じた私がバカだった



人それぞれ、ちがう意見を
持ってほしいだけなのに



みんな基準で生きている



例えば太陽は明るく、世界を照らしている存在感



一方月は太陽に照らされて
生きている影のような存在



ちがうと思う、夜になって
星を輝かせているのは月だ



基準がなかったらいじめなんてない…。
そんな気がする



可愛い顔という基準があったらそれ以下の子は不細工である


「ごめん、もう聞かないよ」


その後私は奈々のところに
いった



「奈々だけは裏切らないで」

「勿論、そのつもり、空が青いなんて思わないから」



大嫌い…。決めつける子みんな…。
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