空が青いって誰が決めたの?
奈々にあの後慰められて今にいたる



家に帰ってもすることがない
考えて1時間
お気に入りの黒のブーツをはいて外に出掛けることにした


「綺麗…。」



私の大好きな月、星も好き
静かに私を世界を照らして
くれている



「君…は」



声をかけられたのは、あの男満月だからはっきりとわかる


「貴方なんでこんなところにいるの?」


「趣味だよあと暇だったから」



無邪気に笑い話を続ける


「君は明るいの本当に
嫌いなんだな…夜遅く
一人で出掛けるなんて珍しいよ…。」


「それなら人と関わらなくてすむし」



自分の腕時計をみると
9時くらいだ



「月、綺麗だね」



男は月を見上げて微笑んだ


「そうだね…。」



私も月を見上げる、眩しくない…優しい光り



「貴方…早く帰ったら?」


多分あれから1時間たっているから危ない




「前から思ってたけど
俺は貴方じゃない…




真剣な眼差しで私をみる


「じゃあなんなの?」


「優水 渚」



そう言って渚という男は
私から去った



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