空が青いって誰が決めたの?
「なんだよ…お前が教えてくれたんだろ」


そんなはずないと思いながら女の子をみた


女の子はアワアワと口元を
両手で包んで



「ごめんね…答えをみつけたのが私だって思うと、つい
いちゃって…。」



幻滅だ…初めて信じて
初めて自分なりに答えて
くれた人なのに…。



このとき思った…
そういえばこの女の子は
この男たちからいじめられている…



だから今日のこの日のためにこの女の子は私と付き合っただけということ



男たちは粉々になった私の絵と女の子をみて消え去った



私は最後に信じてみようと
して…女の子の顔をみた



両手で塞いでいる隙間の奥に勝利を得たように、
半開きに笑ってた



自分が不幸だから自分より不幸な人をみて、初めて自分は不幸じゃないって思いたかったんだろ…




もう人と関わるのは嫌い
最高潮になったときに
急降下される信頼と人間関係…。



そんなことを思っているのに私を照らし出す太陽



嫌いだ…眩しい


私には似合わない
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