空が青いって誰が決めたの?
朝になってリビングにいくとお母さんと目があって



「おはよ、瑞葵」

「おはよ」



まるで他人のような気がする…。


これで話が途切れるなんて
親子じゃないみたい



数秒間、お母さんは私を
みつめ、料理に取りかかった


やっぱりね、ないんだね
話が、どうでもいいけど



「姉さん!おはよー、
ん?」



近くまできて私の顔を覗きこんだあと、



「もうっ姉さん!可愛い顔が台無し!つまらない顔するなよ。」


翼は両手を最大限にサイドに広げ



「楽しいことはいっぱいあるよ!」




たぶん、自分の両手を世界に例えたのか。



そんな翼にお礼をいい




料理を食べた
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