空が青いって誰が決めたの?
放課後、屋上にいき


渚を待った…、いや自分が
来たいから来ているだけ



屋上を来たとたん、風が
強く吹き、髪が靡く



左手首にゴムがあったから
髪を持ち上げ、さっぱりした髪型にセットした



首が涼しい…



そんな自然現象を味わいながらコンクリートの床に
いつものフェンス側に座った



「あっいたんだ」



それをいったあと私の横の
フェンスにぽすんと背中を
ゆっくり下にさげていき
座った



そういえば、私、昨日は
構わないでって言ったんだ
無視しよ



「無視するなよ…。」


「構わないでっていったはず」


「俺、瑞葵はあまり感情を顔にださないタイだし…そんな奴が夢で泣くなんて
何かあったのか?」


「どうせいっても、渚には
わからないよ。」


「いってみなきゃわからないだろ…。」



「じゃあちょっとだけ、
この質問ができた元凶…。」

「元凶?じゃあ本当は瑞葵はこの質問は…」


「初めは、空って何色?から始めた…。もっもういいでしょもう言わない」



< 45 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop