空が青いって誰が決めたの?
渚の部屋はおちてついてた



私より何もおいてない
退屈じゃないのだろうか




「話って、何?」

「なんで…急にこないのかなって」

「余裕…ない」

「何が?」

「瑞葵といると、俺どうかしてしまいそうだから」





頭を抱えて、話す渚



言ってくれれば良かったのに心細かった




「にげたんだと……思った
また置いていかれたのかと思った」





泣きそうだ…瞳が熱い
滴を流せばいいはずの




これは恥ずべき行動だと思い…泣けない





「ごめん…悪かったよ」





優しく、子供をあやすようななでかたで、このままでいたい




一生、すがりついていたい




答えを出したら
退屈から脱出できる



だけど、代償として渚との関わりはゼロになる





「泣いてもいいのに」

「泣いても誰も助けてはくれないただ黙視するだけだ」





泣いても黙ってみる
助けようともしない





「慰めるよお前のためなら何度でも、いくら泣いても俺は助けるよ」





綺麗ごと言わないで、狂う





私の滲んで腐った性格を正常に戻そうとする…。





でも………怖い怖い




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