空が青いって誰が決めたの?
家に帰りいつもの退屈を味わう



「今日はいるんだ」

「癒月の家…いったけど、どこか悲しかった」


「そっか」




あの雷の日、翼は癒月ちゃんの家にいったけど、あまり会話はなかったらしい




癒月ちゃんは私のように心が病むようなことはしてほしくない




「前…偽りって癒月ちゃんが…あれはなんなの?」


「姉さん…癒月の問題はそこ形だけっていうかなんていうか」




だんだん声が小さくなる翼…。



気になるけど…
癒月ちゃんが来たときに聞こうかな




「そういえばさー姉さん中学で、ええっと名前なんだっけかな…」


「誰?それ」


「あっ…姉さんは思い出したくないと思うからやめておく」

「……そう」




翼は自分の部屋に逃げるように去っていった




誰だろ…



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