takaramono
ハル君は仕事が終わればいつもうちに来てくれた。


毎日が楽しかった。

ご飯にも行った。



ご飯…


食べれてない。

ここ十何日間、ろくに喉に通らない。

受け付けない。

あんなに大好きなご飯…
食べるとあたしはいつも幸せいっぱいになれる。

おいしく食べれるのは幸せな証拠。

そう思ってきた。

最近のあたし
ちっとも美味しく食べれてないよ。
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