takaramono
映画は面白かった。


ハル君が仕事が終わってから会ったからもぅ帰る時間…


門限前に少し公園へ行った。


とは言っても寒くて
車で話でもしようってなった。



「俺、真剣にサーフィン考えてる。大切な存在なんだ。」

いきなりハル君が話し出す。

「25までに結果出なかったら止める。だから今は必死にやりたい。」


真剣な眼差し。


「ふーん。」

あたしはそれしか言えなかった。


「そんな男は嫌?」


子犬のような顔。

悪い事してないのに
申し訳なさそうな顔。


「別に嫌ではないよ!」

軽く言い飛ばした。

だって正直分かんないもん。



でもあたしとは
歩んできた道が少し違うなって思った。


「元カノは理解してくれていたの?」


言いたくないけど
口に出してしまった。
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