takaramono

進んだ

唇が重なった。


あたしが返事する前に
キスしてきた。


唇と唇が重なるだけの
軽いキス。


でもあたしは
すごく
すごく…



胸がずきゅーんってきた。


「あたし、いいって許可してないんですけど!」

怒り笑いをするあたし。


「あれそうだっけ?」


思い切り二人笑い合う。


「まだ駄目だよ。」

真面目振るあたし。




「もう一回…」



それから門限まで
しばらく



キスしてた。
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