Expansion-エクスパンション-
「おいらを盾にすんなよ!」

「ここで役に立たないと故郷に送り返すぞ」

「……」

 リャムカの一言でエイルクは黙り込んだ。

「……」

 鬼だなリャムカ……ディランは彼の後ろ姿を見つめる。

 一応その手にサタニストたちが持っていた武器を持っているがこんなものが役に立つのか不安だった。

 それでも親友を助けるためディランの目はいつになく真剣だ。
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