Expansion-エクスパンション-
「あ、そういえばさ~」
ディランが思い出したように発した。
「実は俺もあいつらに勧誘されてたんだよね」
「! 天界にか!?」
ナナンがギョッとした。
「なんか魂がどうのこうのって。丁重にお断りしたけど」
あっはっはっ……と気楽に笑う。
「どういう事なんだ?」
「彼の魂は純粋なんじゃ。それに目を付けたんじゃろう」
問いかけた白銀を一瞥しナナンはへらへらと笑っているディランの背中を見やり応えた。
「きゃっほーぅ! おいらは自由だー」
エイルクはエイルクではしゃぎまわっている。
「……」
少年の言葉から察するに白銀についてくるつもりなのだろう。
それが見て取れて彼は一瞬、呆然とした。
「……もしかしてお前らも」
ナナンとリャムカに目を向ける。
「当然じゃ」
「うむ」
「マジかよ……」
前途多難の一行に白銀は深い溜息を吐き出した。
END
※作中に登場する一部の団体名や社名、武器関係などは創作に基づく物で実際のものとは関係ありません。
ディランが思い出したように発した。
「実は俺もあいつらに勧誘されてたんだよね」
「! 天界にか!?」
ナナンがギョッとした。
「なんか魂がどうのこうのって。丁重にお断りしたけど」
あっはっはっ……と気楽に笑う。
「どういう事なんだ?」
「彼の魂は純粋なんじゃ。それに目を付けたんじゃろう」
問いかけた白銀を一瞥しナナンはへらへらと笑っているディランの背中を見やり応えた。
「きゃっほーぅ! おいらは自由だー」
エイルクはエイルクではしゃぎまわっている。
「……」
少年の言葉から察するに白銀についてくるつもりなのだろう。
それが見て取れて彼は一瞬、呆然とした。
「……もしかしてお前らも」
ナナンとリャムカに目を向ける。
「当然じゃ」
「うむ」
「マジかよ……」
前途多難の一行に白銀は深い溜息を吐き出した。
END
※作中に登場する一部の団体名や社名、武器関係などは創作に基づく物で実際のものとは関係ありません。