Expansion-エクスパンション-
◆第4章~追撃
「なんだっ!?」
ディランは急いでコクピットに向かう。
「シルヴィ敵じゃぞ」
「いいんだじいさん。そのままにしてやってくれ。こいつ今まで色々と忙しかっただろうからさ、ゆっくりさせてやってくれよ」
「しかし……」
「一体どうした?」
「リャムカ。迎撃の方よろしく」
ディランがそう言うとリャムカは無言で頷き船の後ろにあるレーザーに向かった。
「……」
ナナンは不安だった。
白銀の操縦はいつも見ていたがディランのテクニックで果たして敵から逃げ切れるのだろうか。
「敵は小型艇3隻か……よし」
ディランはそういうとペロリと唇を舐める。すると一気に船は加速した。
「う、う……っ?」
その加速にシートに座っていたナナンは目を丸くする。
もの凄い操縦で小回りの利く相手の小型艇に引けを取らない動きを見せた。
それでも大型のこちらは不利。大きな損傷は無いが敵の攻撃を受けている。
「やべえなこりゃ」
その時──相手の攻撃が船を大きく揺らした。
ディランは急いでコクピットに向かう。
「シルヴィ敵じゃぞ」
「いいんだじいさん。そのままにしてやってくれ。こいつ今まで色々と忙しかっただろうからさ、ゆっくりさせてやってくれよ」
「しかし……」
「一体どうした?」
「リャムカ。迎撃の方よろしく」
ディランがそう言うとリャムカは無言で頷き船の後ろにあるレーザーに向かった。
「……」
ナナンは不安だった。
白銀の操縦はいつも見ていたがディランのテクニックで果たして敵から逃げ切れるのだろうか。
「敵は小型艇3隻か……よし」
ディランはそういうとペロリと唇を舐める。すると一気に船は加速した。
「う、う……っ?」
その加速にシートに座っていたナナンは目を丸くする。
もの凄い操縦で小回りの利く相手の小型艇に引けを取らない動きを見せた。
それでも大型のこちらは不利。大きな損傷は無いが敵の攻撃を受けている。
「やべえなこりゃ」
その時──相手の攻撃が船を大きく揺らした。