Expansion-エクスパンション-
◆第5章~鉱石惑星
『惑星カーセドニック』
その首都サーシャイアン。
露店が建ち並び活気に満ちあふれている。
こうして歩いていても確かに地球人を見かけない。
カーセドニック人は地球人を敵視してはいるが好戦的になる訳ではない。
ただ単に『嫌い』なだけである。
「しかしお師さま。どうやって情報を探します?」
「ううむ……そこが問題じゃな。む?」
ふと何かがナナンの目に映った。
すかさず彼は駆け足で追いかける。
「お師さま?」
何かを追いかけているナナンの後ろをリャムカはついていった。
一体何を見つけたのだろう……? 入り組んだ路地に入る。
「こりゃ!」
すかさずナナンは追いかけていた人物に持っていた杖を投げつけた。
それは走っていた者の足に当たりすっ転んだ。
「イテっ! なんだよ……うっ!?」
「やはりお前じゃったか。エイルク」
その首都サーシャイアン。
露店が建ち並び活気に満ちあふれている。
こうして歩いていても確かに地球人を見かけない。
カーセドニック人は地球人を敵視してはいるが好戦的になる訳ではない。
ただ単に『嫌い』なだけである。
「しかしお師さま。どうやって情報を探します?」
「ううむ……そこが問題じゃな。む?」
ふと何かがナナンの目に映った。
すかさず彼は駆け足で追いかける。
「お師さま?」
何かを追いかけているナナンの後ろをリャムカはついていった。
一体何を見つけたのだろう……? 入り組んだ路地に入る。
「こりゃ!」
すかさずナナンは追いかけていた人物に持っていた杖を投げつけた。
それは走っていた者の足に当たりすっ転んだ。
「イテっ! なんだよ……うっ!?」
「やはりお前じゃったか。エイルク」