あいのうた
亜由ちゃんの綺麗なポニーテールをずっと見ていてずっと
『どんなシャンプーは何を使ってるのかな』とか
『どんな手入れしてるのかな』って思ってた。
結局自分が可愛くなりたいために人を利用してるのとかと思うと心が痛んだ。
入学式が終わり、教室へ戻る間に鏡を一瞬見た。
昔の自分が写ってないか…と。
少し前髪を分けたりとか、しょっちゅう鏡を見た。
鏡を見るたび、昔の自分がふわっと頭に浮かんだ。
宿題と渡されたノートにスタイル画を5枚~10枚かいた。
手がしびれるほど痛くなった頃、ケイタイが大塚愛によって唸りだした。
知らない番号に少し不安がよぎった。
恐る恐る手に取ると、はじけた声が耳に聞こえてくる。
「…はい。緋芽ですが。」
『どんなシャンプーは何を使ってるのかな』とか
『どんな手入れしてるのかな』って思ってた。
結局自分が可愛くなりたいために人を利用してるのとかと思うと心が痛んだ。
入学式が終わり、教室へ戻る間に鏡を一瞬見た。
昔の自分が写ってないか…と。
少し前髪を分けたりとか、しょっちゅう鏡を見た。
鏡を見るたび、昔の自分がふわっと頭に浮かんだ。
宿題と渡されたノートにスタイル画を5枚~10枚かいた。
手がしびれるほど痛くなった頃、ケイタイが大塚愛によって唸りだした。
知らない番号に少し不安がよぎった。
恐る恐る手に取ると、はじけた声が耳に聞こえてくる。
「…はい。緋芽ですが。」