あいのうた
「おまたせ~♪」

ニコニコさせながら、亜由笑う。

宗君は、あたしを離しベットに座り込む。

あたしは顔をまだ上げれなくてずっと、亜由のスリッパをみていた。


「宗!よくやったな~~お前ェ~~!」

へ!?

亜由は知っていたて事!?


「あのね、緋芽。あたしは入学してた頃から宗に相談されてたんだ。」

「俺は、亜由に相談したんじゃなくて、言わされたの!」

亜由と、宗君はとにかく笑いあたしが入れなくなるぐらい仲良かった。


…嫉妬するぐらいに。




…………気がつくと、もう夜の22:00だ。

どんだけ喋っていたのだろうか。

亜由はコテッとベットの上で寝ている。

あたしも少しだけ眠っていたらしい。


亜由に置手紙をし、亜由の家を出る。

コツッコツッ

ブーツの音が道路中に響き渡る。

「緋芽!送るよ!」

あれ?宗君寝ていたよね?

ゆっくり、手を握り宗君がキスをする。

髪を触り、抱きしめる。


「緋芽にずっと、会いたかった…。」

6月なのに風が肌寒く感じた。

「寒い…。」


「寒い?おれの言葉が?」

思いきり笑い、もう1度手を握った。


なんとなく、昔の自分がいなくなったように感じた。
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