あいのうた


次の日、学校は休みで宗君と遊ぶ。

ウキウキしてるのが自分でもわかる。

宗君と結ばれて本当によかったと思ってる。


今日は髪を軽く巻く。

服は大丈夫だよね?

あ、でもスカート短すぎるかな…。

大丈夫だよね!宗君ならきっと可愛いってくれるハズだ(*^^*)


ピンポーン

あー!まだ準備できてないよ~~!

急いで玄関に向かうとお母さんと宗君が話している。

「ほらっ緋芽、お父さんに見つからないうちに行きなさい!」

あれ・・・。

お母さんって、こんなに優しかったっけ…?

前のお母さんは、もう少しトゲがあって、

遊んじゃダメって言うのに…。


あたしは、ヒールを履き宗君を掴んで走る。

「いってきます!」

お母さんは優しい笑顔であたしを送ってくれた。


「優しいお母さんだな。」

「えっ?」

あたしは少し疑問になった。

「だって、緋芽の事ちゃんと考えてる。今さっき喋ってたら緋芽をよろしくって
 頭まで下げられちゃったよ。」

え…?あのお母さんが?

「おれ、ちゃんと緋芽を大切にしなイカンて思ったよ。」

宗君はおでこにキスをし、ゲーセンに入っていく。

あたしはおでこにキスされたことがものすごく照れてしまって、そこに立ってしまった。


ウィィィィーン

自動ドアが開くと共に宗君は、プリクラ台の所へ行く。

「緋芽ッ!プリクラ撮ろう♪」

あたしはちょこちょこと走って行き、宗君のもとへ行く。

宗君は400円を入れ、あたしをお姫様抱っこする。

「ちょっ…!宗君!パンツが見えちゃうよお」

すると、宗君は台に立つ。

「こうすると、外にパンツ見えねえだろ?」

『撮るよー!3・2・1!』
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