蝶の涙
女はみんな人形の
ように扱ってた。
女に苦労なんて
してなかったし。
いつもクラブに言って
女をもてあそんでた。
「今日いい女いなくね?」
「あぁ....」
たしかに今日はいねぇ。
大毅は鋭い...
綺麗な顔できっと
なにも苦労して
なさそうに見えるけど
人の空気や人の顔色を
うかがって生きてる。
「つまんねえ〜いい女
いねぇなあ」
そんな時に見つけのは
沙弥だった。
綺麗で初めてこんな
透き通った肌をみた。
「あの子可愛くね?」
俺が大毅に言うと
「まぢ可愛い。
やばいしょ」
きっと沙弥より
俺のほうが先に
好きになったと思う。