偽りの結束
しばらくし、私はうとうとしていたようで、ハっと目を開け隣を見ると、可奈子がぐっすり眠っていた。そして反対側の隣りを見ると、マジタニの姿がなかったので、慌てて可奈子を起こして訊いたが、可奈子も分からない様だった。
「もしかして、マジタニはトイレに行ったのかなぁ、ふぁ〜」
半分寝惚けた可奈子が、欠伸をしながら言った。私はそんな可奈子に「行くよ」と小声で伝え、音を立てないようにテントから、ゆっくりと出て、可奈子が後に続くのを確認すると、私達は簡易トイレに向かった。
男子トイレの前には奇妙な死体があった。
マジタニと和美の首が、一緒にロープでグルグル巻きにされ、背中同士を合わせ、二人は座った格好で殺されていたのだ。
キャーーーーーーー!!
可奈子は大きい悲鳴を上げた。
すると、テントまで聞こえたのだろう、透と佐藤が息を切らしながら駆けつけてきた。そして私達の目の前にある光景を見て、驚愕した。
「もしかして、マジタニはトイレに行ったのかなぁ、ふぁ〜」
半分寝惚けた可奈子が、欠伸をしながら言った。私はそんな可奈子に「行くよ」と小声で伝え、音を立てないようにテントから、ゆっくりと出て、可奈子が後に続くのを確認すると、私達は簡易トイレに向かった。
男子トイレの前には奇妙な死体があった。
マジタニと和美の首が、一緒にロープでグルグル巻きにされ、背中同士を合わせ、二人は座った格好で殺されていたのだ。
キャーーーーーーー!!
可奈子は大きい悲鳴を上げた。
すると、テントまで聞こえたのだろう、透と佐藤が息を切らしながら駆けつけてきた。そして私達の目の前にある光景を見て、驚愕した。