偽りの結束
エピローグ
 瀕死のひとみが最後に見た人物……。

 そこには、シャクレたアゴを撫でて、ニヤニヤしているタイ米がいた……。

 ひとみは目をカッと見開き、そのまま息耐えてしまった。

 俺の勝ちだ! ハハハハハっ! ひとみの最後の驚きようって言ったら笑えるぜ。まさか俺が生きてるなんて思わなかったんだからな!

 どうしょもねぇ豚野郎どもめ! みんな始末してやったぜ。

 前田五郎ことタイ米は、一人で腹を抱えて、大笑いをした。
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