約束
そして、公園についた。


公園にあるベンチに座って待つ。


今になって心臓が波打つ。


ドキドキ・・・


心臓の音がやたら大きく聞こえる。



ふう・・・


深呼吸をした。


ときだった。


ふわっ・・・・


あたりの空気が変わった。


そよそよ・・・・


秋の風がキミをつれてきた。


そこに立っていたのは見覚えのある人。


え・・・・?


「矢上・・・・くん?」



そこに立っていたのは・・・・


矢上くんだった。



「え・・?なんで?矢上くんが・・・ここに・・・。」



「10年前にも・・・オレ達はここで会っていたんだ。」



「え!?じゃあ、あの男の子って・・・・!」



そのとき。

10年前は聞こえなかったはずの言葉が聞こえた。

それと矢上くんの言葉が重なった。



〈ぼくの名前は・・・・・〉


〈かなただよ。〉
「オレだよ。」


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