約束
そしてあの頃の私たちはひとつの約束をしていた。
幼い頃の私たちの約束。
あのときは子供だったから、あの子が今でも約束を覚えているかはわからない。
でも確かに私たちは約束をしたんだ。
私にとっては大切な約束を・・・
そよそよ・・・
ばんそうこをはってくれた後も、男の子はずっといっしょにいてくれた。
「ねえ、キミの名前はなんていうの?」
「あたし?あたしはかおりっていうんだよ。」
「そうなんだ。かおりちゃん。」
「うん!あなたの名前は?」
「ぼくの名前はね・・・・
そのときどこかの家の犬がワンワンと大きな声でほえた。
・・・・っていうんだよ。」
「え?なあに?わかんない・・・」
もういっかいいってといおうとしたとき男の子が先にいった。
「・・・ぼくたちもう会えないのかな?」
「そっ・・・そんなのやだよ!かなしいよ・・・」
「じゃあ・・・10年後の今日この時間にまたこの公園にきてくれる?」
「うん。あたし、ぜったいにくる。」
「うん。ぼくもぜったいくるよ。」
そういった後に私のお母さんがきたんだ。
幼い頃の私たちの約束。
あのときは子供だったから、あの子が今でも約束を覚えているかはわからない。
でも確かに私たちは約束をしたんだ。
私にとっては大切な約束を・・・
そよそよ・・・
ばんそうこをはってくれた後も、男の子はずっといっしょにいてくれた。
「ねえ、キミの名前はなんていうの?」
「あたし?あたしはかおりっていうんだよ。」
「そうなんだ。かおりちゃん。」
「うん!あなたの名前は?」
「ぼくの名前はね・・・・
そのときどこかの家の犬がワンワンと大きな声でほえた。
・・・・っていうんだよ。」
「え?なあに?わかんない・・・」
もういっかいいってといおうとしたとき男の子が先にいった。
「・・・ぼくたちもう会えないのかな?」
「そっ・・・そんなのやだよ!かなしいよ・・・」
「じゃあ・・・10年後の今日この時間にまたこの公園にきてくれる?」
「うん。あたし、ぜったいにくる。」
「うん。ぼくもぜったいくるよ。」
そういった後に私のお母さんがきたんだ。