crazy antique shop
「中もスゴイんだよぉ。入ろうよ」

ミナに手を引かれ、マカは店内に足を踏み入れた。

「いらっしゃいませ。…おや、ミナさん」

「こんにちは、カガミさん」

店内には1人の青年がいた。

優しい顔付きをしており、メガネをかけた長身の青年だ。

「今日は親友のマカを連れて来たの!」

「それはそれは」

青年はマカを見て、にっこり微笑んだ。

「はじめまして、マカさん。わたしはこの店の店主をしております、カガミと申します。ミナさんからお噂はかねがね」

「それはそれは。どうせロクでもないことでしょうけど」

マカは顔で笑いながらも、眼は笑っていなかった。

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