主従関係
「プレイボール!!」


主審の試合開始の声が掛かった。



攻撃は俺達からだ。


打順は以下の通りに最終ミーティングで決めていた。


1 遊(ショート) 櫻庭
2 中(センター) 渡辺(三年)
3 一(ファースト) 田中キャプテン
4 投(ピッチャー) 石原圭
5 補(キャッチャー) 石原湟
6 右(ライト) 中川(二年)
7 三(サード) 村田(三年)
8 左(レフト) 深山(二年)
9 二(セカンド) 佐々木(二年)




ちなみに藤堂のチームは以下の通りだ。



1 遊(ショート) 川崎
2 左(レフト) 鈴木
3 補(キャッチャー) 城島
4 中(センター) 藤堂
5 一(ファースト) 坂本
6 右(ライト) 西山
7 投(ピッチャー) 斎藤
8 三(サード) 松田
9 二(セカンド) 内川


藤堂が4番バッターなんて何考えてるんだ?野球なんて出来そうにないくせに…




まずは俺からだった。相手の投手の斎藤は去年の夏の甲子園でも活躍していたので俺も知っていた。


高校生ながら、185cmある身長から投げられる球は力強く140km以上の速さの球を投げられる。と話題だった。


球団からも注目されてる選手だ。
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