主従関係
「花蓮は直人の事どう思ってるの?」


「えっ……?」


エリカの真剣な瞳に見つめられ何も言えなくなる…。

「花蓮の誕生日の為にずっと花を育ててるのって直人が花蓮をどう思ってるか分かるよね?」


「………。」


エリカの言葉で確信した。

薄々、そう思っていた。


野球の試合の時も私の為に土下座までしていた……。

あの時のキスも気持ちが入ったキスだった……?


思い当たることはいっぱいある。


「花蓮だってただの幼なじみとは思ってないでしょ?」

エリカが更に追及してきた。
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