主従関係
「花蓮っ!!」


倒れたのは一瞬だったみたいで目を開けると直人様が心配そうに見つめていた。

「大丈夫?」


カァァァ。


恥ずかしいっ!!///


「ハイ……。すみません……。」


私が返事をすると直人様はホッと安堵された。


「ごめんね。俺が急にキスしたから驚いちゃったよね……。」


反省してるみたいでしゅん。と俯き肩を落とされた。

私は顔を真っ赤にしてただフルフルと横に顔を振って否定した。


「やべ。ソレ可愛い。」


??


何の事か分からなかったが直人様の顔は少し赤くなりジッと私の瞳を熱っぽい目で見つめてきた。


かぁぁぁ///


「私、仕事が残ってましたから!!」


さっきから心臓のバクバクが治まらなくてフラフラになりながらも逃げるように部屋を出た。
< 232 / 311 >

この作品をシェア

pagetop