主従関係
5章
パソコンを眺めながら、昔の事を思い出していたらドアにノックされた。


コンコン。


「如月です。今、大丈夫ですか?」


「どうぞ。」


声をかけるとメイド姿の如月が入ってきた。


「バイト、続けられそう?結構、大変だろ?」


「スタッフの皆さんが親切に教えて貰ってるから大丈夫です。」


ニッコリと答えた。


「ふふふ。」


如月はスカートの両端をつまみ、クルッと一回転した。

「似合いますか?」


悪戯っ子の笑みを浮かべ、俺に聞いてきた。


「うん。スッゴク似合ってるね。」
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