【一話完結×短編集】ビター&スィート
余裕綽々なヒデくんが悔しくて…



本当は


“別れたくない”


“好きだよ”



そう言って欲しかったんだ…



引き止めて欲しかったんだ…





ヒデくんが本当に


私を好きなのか


自信がなかったんだ…




でもね、


ヒデくんからは一度も


“別れよう”


そう言わなかったね…




それに気づかなくて…




幼い方法で


試す事しか出来なかった




素直になれば良かったのにね…






それでも、私の高校3年間は


…ヒデくんだけでした…




ヒデくんと過ごした日々が全てでした






キスも…


結ばれたのも…


全部ヒデくんでした





ヒデくんも少しは


幸せだって


そう思えた日々はありましたか?




< 73 / 83 >

この作品をシェア

pagetop