君に恋をした
出会い
真っ白シーツに
真っ白カーテン。


見慣れた景色が広がる
病室は静かだった。

毎日のように
病室を抜け出してた。

後ろの様子を確認しながら
走っていると 「いたっ」 …

その声は高く
響き渡る…

「悪い!」
「越智 拓 ?」
「なんで?」 と聞いたら
指を指した。

そこには
手首にはめられた
ネイムを見たらしい。


その瞬間女が
「越智拓って人がぶつかって
きたんですけどぉ〜」
と叫んだ。

みんなの目線が集まった。
すると 看護師が来た。

「拓くん 寝てなさい!」 と
叱られた上 病室に
戻らされた。

「あの女〜」 と
グチグチ言っていると
ノックがした。

「はい」と
キレギミに言うと
入ってきたのは、
アイツだった…
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