フレアップ!!上巻
「・・・はぁ・・・・・・くそ」
もし、古谷が本当にそんなことをしてしまえば、俺の立場はなくなるだろう。
弱い男子に比べれば、悠然と先頭をきっていたはずの俺。結局自分も弱くて、何もわかっていなかったんだけれど。
女子に加勢するというあの原稿用紙を読まれてしまえば・・・。
もう俺の味方をするやつなんて、誰もいなくなるだろう。
本当に冗談じゃねぇ。俺が女子派になるわけねぇだろ!
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