フレアップ!!上巻



はやく行けってことだろうか。


風に背中を押されて俺は玄関扉へと手をかける。





頼む、間に合っていてくれ。





――――――――――ガチャ・・・



何よりも重たい扉を震える手がゆっくりと開ける。


瞬間にぬるい空気が俺を気味悪く包み込んだ
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