フレアップ!!上巻
なんだよ、お前ら。
昨日までそーすけ!そーすけ!って言い寄ってたくせに。
俺がいなきゃ、何も行動起こせないくせに・・・・・・。一人じゃなにもできないくせに!
俺は止まっていた足を再びふらふらと動かしはじめた。
二人の体の間を無理やり裂き、その隙間に食い込む。
二人の顔は、視界がぼやけるせいか、もう全然見えなかった。
一体どんな顔をしているのだろう。
そればかりが気になって仕方がない。