フレアップ!!上巻
でもなんだか気持ちがスッキリした気がした。
風を味方につけた見事な勝利・・・
というかほとんど風の独り勝ち。
とはいえ今回は助けてもらったのでたくさんの感謝を贈ってみた。
空は曇ったままだったが、なんだか晴れやかな気持ちになった。
まだ続いていた三島たちのバンザーイに乗っかり、
一声大きく雄叫びを放つ。
「バンザーイ!!!」
その時――――――
タンタンタン・・・バンっ・・・・ギィィ・・扉がゆっくりと、自然に開いた
「おーい!上場、今日お前掃除だからな。綺麗なってなかったら殺すから。」
いきなり登場した山中久美。
俺の小さな自信が空にはじけて消えた。